天井取付型の業務用エアコンを設置する場合には、事前に室内の状況を確認し、その設定を緻密に行うことが必要となります。これは、天井から送付するタイプであるため、様々な空気の対流を利用して空調を行う仕組みとなっており、しかも比較的広範囲の空調を行うことが多いことから、それぞれの場所で効率よくその効果が現れるようにするためです。また複数台の設置によって相乗効果で全体の空調を整えようとする場合も多く、この場合には相互の設定を緻密に行い、空調効率を高めることが重要なポイントとなっています。天井取付型の業務用エアコンは比較的広い空間に対応するものとなっていますが、基本的には1台だけで室内の空調すべてを賄うことは多くはありません。
1台だけの場合には噴き出し口に近い所ほど空調効果が高く、また部屋の隅の部分はその効果が弱いため、様々な問題が発生しやすいものです。一般的には複数台を設置することによって、空気の対流を発生させ全体に効果が行き渡るようにすることが少なくありません。天井取付型の業務用エアコンを設置する場合には、空気の対流の仕組みを熟知しておくことが大切です。そのため専門知識を持った作業員が行うことが前提であり、さらに十分に空調が行き渡らなかったり、もしくは室内のレイアウトを変更したためにその効果が変わってしまった場合などは、自分で調整をする事は非常に難しいので、工事会社などに依頼をし調整を行ってもらうことが良い方法です。
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